
高市早苗の愛車「70スープラ」とは?
高市早苗氏が22年間にわたり愛用した愛車は、1991年式のトヨタ・スープラ JZA70型(2.5GTツインターボR)。
彼女が社会人として初めて自らの力で購入した新車であり、「人生で初めての相棒」として知られています。白いボディと赤を基調とした内装が印象的で、走りの力強さとデザインの美しさを兼ね備えた国産スポーツカーの傑作です。
このスープラは、地元・奈良トヨタの熟練整備士たちによるフルレストアで見事に蘇り、「さなえスープラ」と呼ばれるほど高市氏の象徴的存在となりました。
70スープラ(JZA70型)の主要スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年式 | 1991年式(平成3年) |
| 型式 | JZA70 |
| グレード | 2.5GTツインターボR |
| エンジン型式 | 1JZ-GTE(直列6気筒DOHCツインターボ) |
| 排気量 | 2,491cc |
| 最高出力 | 約280ps/6200rpm |
| 駆動方式 | FR(後輪駆動) |
| トランスミッション | 5速マニュアル |
| 内装カラー | 赤(特注仕様) |
| 特徴 | TEMS電子制御サスペンション/リトラクタブルライト |
このモデルは、1980年代末期から1990年代初頭にかけてのトヨタ技術の結晶といわれ、快適性と高性能を両立したGTスポーツカーとして人気を博しました。
奈良トヨタによるレストアの舞台裏
奈良トヨタグループが立ち上げた「STスープラ80プロジェクト」の一環として、高市氏のスープラは約8か月にわたり徹底的なレストアが施されました。
ボディの錆取り、足回りの再構築、経年劣化によるゴム部品の交換、さらに廃番となった内装パーツは複製製作によって再現。特に赤い内装は素材選定から染色まで職人の手作業で復元されました。
作業を担当した整備士たちは、「当時の輝きを取り戻すために、1つ1つのボルトに魂を込めた」と語っています。完成後、エンジンルームも新品同様に輝きを取り戻し、高市氏自身が「ここまで綺麗にしてもらって嬉しい」と感謝を述べました。
披露式と高市早苗氏の運転姿
レストア完成披露式は、2022年10月29日に奈良県田原本町・奈良トヨタ本社で開催。
高市氏はレストア後のスープラに乗り込み、自らエンジンを始動。ハンドルを握る姿に、集まった関係者や報道陣から拍手が沸き起こりました。
この日のスープラは、アイドリング音からも当時の力強さを取り戻しており、高市氏は短距離ながらも再び愛車を走らせ、感慨深い表情を見せました。披露式の様子は、ENCOUNTや毎日新聞、BestCarWebなど複数のメディアが報道しています。
現在の展示場所と話題の広がり
2025年10月現在、高市早苗総裁の愛車スープラは、奈良市の「まほろばミュージアム」で展示されています。
同館は奈良トヨタが運営する自動車博物館で、1960年代から2010年代にかけて製造されたトヨタの名車が一堂に会する施設です。展示されているスープラは、白いボディと赤の内装が鮮やかで、横には高市氏の等身大パネルも設置。
自民党総裁選後、高市氏が新総裁に就任したことで注目が高まり、来館者数は通常の4倍(約200人超)に急増しました。地元のみならず、名古屋や関西圏からもファンが訪れ、「22年も同じ車を乗り続ける姿勢に共感した」という声が多く寄せられています。
奈良トヨタの担当者は「レストア技術を広く知ってもらうきっかけになっている」とコメントしています。
今後の予定と走行イベント
さらに、2025年11月3日には「まほろばミュージアム」で展示中のスープラを含む約5台が、三重県・賢島へ向けて公道走行する計画が発表されています。
社員が運転を担当し、往年の名車たちが連なって走る姿はファン必見の光景となるでしょう。
「実際に走るスープラを見たい」という声も多く、このイベントは全国の旧車ファンや高市支持者から注目を集めています。高市氏が愛した“さなえスープラ”は、再び道路を駆け抜ける日を迎えようとしています。
よくある質問(FAQ)
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| Q1:高市早苗の愛車は何年式? | A:1991年式のトヨタ・スープラ(JZA70型)です。 |
| Q2:現在どこで見られる? | A:奈良市の「まほろばミュージアム」で展示中です。 |
| Q3:レストアはどこが担当? | A:奈良トヨタグループ(STスープラ80プロジェクト)が担当しました。 |
| Q4:披露式はいつ開催? | A:2022年10月29日、奈良県田原本町の奈良トヨタ本社で開催されました。 |
| Q5:今後のイベント予定は? | A:2025年11月3日に賢島までの走行イベントが予定されています。 |
【動画】高市早苗氏の愛車 70スープラに乗ってみた‼
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まとめ
高市早苗総裁の70スープラは、ただの愛車ではなく「信念と継続の象徴」です。
1991年に購入してから22年間、日々の生活と共にあり、やがて奈良トヨタの技術者たちの手で蘇り、今も多くの人々の心を動かし続けています。
現在は奈良市「まほろばミュージアム」で展示され、来館者数が急増するなど社会的な注目も集まっています。11月には再び公道を走る姿が見られる予定で、“さなえスープラ”は新たな歴史を刻もうとしています。









